改訂 シンプルマーケティング 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2006-01-31 |
最後に、もう一冊。
実は、この本が、個人的には一番のお勧め本だったりします^^;
この著者のメールマガジンは、マーケティング関連の中ではピカイチです(最近は、半年に1回くらいしか発行されないのが残念ですが)。
なにが良いかというと、本質をついた視点&結構長いメルマガなのですが、とにかく読みやすい。
そんな著者の書いた本ですし、身近な事例を用いながら解説していますので、読みやすいし、わかりやすい。
ただ、実践的な内容でもありますし、著者独自の理論もありますので、マーケティングの本質を理解した上で、かつある程度のマーケティング理論を知った上で読んでいただいた方がいいかと思い、一番最後に持ってきた次第です。
(この本から入っても、もちろん大丈夫だと思います。マーケティングは、こんな風に使えるのかと興味を持ってもらうのもありだと思いますので。)
もくじは、こんな感じです。
第1章 生活者をとらえる
1-1 「イノベータ理論」で生活者をとらえる
1-2 「ライフスタイル」から生活者をとらえる
第2章 市場をとらえる
2-1 「クープマンの目標値」で戦略を立てる
2-2 市場を細分化して考える
2-3 売上を占う「プロダクト・ライフサイクル」
第3章 商品を評価する
3-1 プロダクトコーン理論
3-2 商品の「記号」と「意味」の一致(ブランド)
3-3 ブランディング
第4章 商品の「戦略」を評価する
4-1 3種の攻撃法
4-2 スキミング&ペネトレーション戦略
4-3 力のない企業でも勝てるDCCM理論
4-4 「知名度」「トライアル」「レギュラー」から問題点を見つける(U&E)
第5章 生活者の意識と商品
5-1 レーダー理論とポジショニング
5-2 購入基準とヒエラルキー
5-3 「選好シェア」と「実売シェア」の時間差理論
マーケティングを少しでもやっている人であれば、聞いたことのある言葉がいくつかあると思います。教科書ではなかなか理解しにくい言葉でも、事例をもとに説明していますので、「なるほど、このように使うのか」ということを理解できるでしょう。
とくに、「プロダクトコーン理論」はおすすめです。
これを知っているといないとでは、商品を考える視点がまったく違ってくるのではないかとも思います。
また、ネット調査を考える上では、「イノベータ理論」も押さえておかなければならないです。今後、寺子屋で代表性の話をしていきますが、そのときにも、この「イノベータ理論」の視点から話をしようと思っていますので。
とにかく、マーケティングの理論を事例を元に理解するには、この本以上のものはないのではないかと思っています。
お勧めです、ぜひ一度、ご覧になってみてください。
PS.
また、「マインドリーダーへの道」さんのblogになってしまいますが・・・。
この本のポイントを、20回のシリーズで紹介してくれています。
著者の森さんも、コメントを投稿してくれていますので、本書についてのさらに深い理解も得られるかもしれません。(なので、ぜひ本文だけでなくコメントもご覧ください。)
デイリーブログ「マインドリーダーへの道」:シンプルマーケティング