備忘録として、この1ヶ月くらいの間に見つけたWEB記事をご紹介。
◆クラウドソーシング
japan.internet.comの記事から。
この1ヶ月くらいで立て続けに、クラウドソーシング関連の記事が連載されています。
(以下で紹介するリンクの他にも、関連記事はありますので、そちらもご覧ください。)
2つめはDellの事例、3番目はこのblogでも書籍を紹介したP&Gの事例(→こちら)。
- 実は意味を知らないビジネス用語、第1位の「クラウド」って何?(2009/3/2)
- 生活者の力を活かす「成功の法則」があった!(2009/2/23)
- 生活者参加型マーケティングでV字回復した P&G(2009/2/16)
(いずれも、japan.internet.com)
まずは、「実は意味を知らないビジネス用語、第1位の「クラウド」って何?」から読んでみてください。クラウドソーシングとは何か?、誤った認識とは?、限界は?、危険性は?、などがまとめられています。たとえば、つぎの一文のような。
一方で、クラウド・ソーシングに過度の期待をするケースもある。クラウド・ソーシングのためのオンラインコミュニティサイトを作れば、何でも自由自在にソーシングができると考える人もいる。ボタンを押せば何でも自動的に出てくる”打ち出の小づち”といった具合である。
世の中には「打ち出の小づち」は、ないですよね。。。
(そういえば、多変量解析も「打ち出の小づち」のように思われている節がありますが、そんなことはなく・・・。"Garbage in,Garbage out" 「ゴミを入れても、ゴミしか出ない」のです。)
◆エスノグラフィ
こちらは、WEB担当者Forumでの新たな連載のよう。
エスノグラフィに限らず、ユーザビリティ関連の内容のようですが、2回目のこの記事がエスノグラフィに関連した内容。
内容はぜひ一読を。つぎの一文などは同意できます。(ちょっと言いすぎかも、ですが)
そして設計者は「ユーザーの声」ではなく「ユーザーの体験」を分析するべきだ。ユーザーの声は、すでにユーザー自身が分析した結果なので、もはやあらたな発見はない。
インタビューの例も、少しですが紹介されていますので、インタビューの経験がまったくない方もわかりやすいと思います。
(この記事に出てくる、「コンテキスト調査法」という言葉。これ、私がいま考えているリサーチのキーワードのど真ん中です。ただ、ここでは新たなインタビュー手法という狭い意味で使っているようなので、その点が異なりますが。ひとりごとでした。。。)
◆ペルソナ
日経ビジネスONLINEで、立て続けに「ペルソナ」関連の記事が。(どうやら、日経情報ストラテジーの3月号で、ペルソナ手法を紹介したようです)
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パルコ・シティ、「ペルソナ」使いショッピングサイト利用客を見える化(2009/1/21)
(いずれも、日経ビジネスONLINE)
実は、気になりながらもこれまで紹介していなかったのが、この「ペルソナ」です。ずいぶん前に本も出ていたし、雑誌でも特集記事があったし、ワールド・ビジネス・サテライト(テレビ東京)などテレビでも紹介されているのを見たこともあります。
しかし、こちらの理解が十分でなく、手法としての新しさがわからないというのが正直な感想でした。STPとどう違う?という感じで。。。
しかし、こちら↓のblogを読んで、納得。なるほど。。。
まずは、こちらの記事を読んで、ペルソナについての理解を。
このblog「DESIGN IT! we/LOVE」は、他にもおもしろい&ためになるエントリーが多いので、お勧めのblogです。とくに、デザイン関係の方にお勧め。(ちょっと、エントリーが長いのが難ですが・・・)
まずは、「ペルソナ」のタグがついているエントリーから読んでみるのがいいかも。
「ペルソナ」についての本は、まず、この2冊でしょうか。
ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする 価格:¥ 2,520(税込) 発売日:2007-03-16 |
ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト 価格:¥ 2,940(税込) 発売日:2008-05-30 |
(2冊目の「ペルソナ作って、それからどうするの?」の著者は、DESIGN IT! we/LOVEの管理人です)