(寺子屋はなかなか再開せず、他の方のHPやblogばかりを紹介していますが・・・。)
とても参考になるエントリーを発見、ぜひ紹介したい&備忘録に、ということでとりあえずのアップになります。
そのblogは、「マーケティング・ブレイン」さんです。
今週シリーズでエントリーされている「カスタマー・バリューのフロンティア」は、リサーチ担当者、商品開発担当者は必読の内容だと思います。
また、このblogでも取り上げた「仮説探索型」リサーチのよい事例集になると思います。
マーケティング・ブレインさんが触発されたのは、以前少し紹介した「心脳マーケティング」のようですが、消費者調査・リサーチの最先端ともいえる様々な事例を紹介してくれています。
6回シリーズなのですが、初回の内容を読んだだけで、共感できる記述が盛りだくさんです。
全6回の内容とリンクを以下に記しますので、どうぞお楽しみください。
1.カスタマー・バリューのフロンティア
2.表層心理の消費:シャープの『ホット庫』という見えないニーズへの気づき
3.深層心理の消費:サントリーのネット‘珍問答’飲料調査
4.感動心理の消費:花王『エッセンシャル』でかわいくなる
5.経験心理の消費:AVISレンタカーの経験
6.売り手の情熱:トヨタ『bB』 若者による若者のための・・・
他の方のblogだけを紹介していてもなんなので、関連していくつか。
第3回で取り上げられているサントリーの事例は、↓の本の中でも取り上げられています。(いずれ紹介しようと思っていたのですが・・・)
イノベーションの作法―リーダーに学ぶ革新の人間学 価格:¥ 1,995(税込) 発売日:2007-01 |
この本の中で、つぎのような記述があります。
見えないものの典型のひとつに、消費者の潜在的なニーズがある。変化の早い市場や成熟度の高い市場については、顕在化しているニーズに対応するだけでは、ニーズの変化に遅れたり、他者との過当競争に陥りやすいため、いち早く潜在的ニーズをつかむことが大切になってきた。ただ、消費者自身も意識しておらず、その商品やサービスが提供されて初めて、それを求めていたことに気づくことが多いため、いくら市場調査を重ねても、潜在的ニーズは見えない。顕在化していない以上、一般的な消費者調査では調べることができない。
そして、この「一般的な消費者調査ではみえないニーズ」を探ろうという試みの事例が、マーケティング・ブレインさんが取り上げている事例にあたると思います。
また、一方で、コカ・コーラ社もつぎのような取り組みを始めています。
コカ・コーラの事例については、まいどの「マインドリーダーへの道」さんも取り上げていますので、あわせてご覧ください。
PS.
このようなblogを見てしまうと、正直、寺子屋を続けるのが必要だろうかと思ったり^^;
ま、近日中には再開をしようと思ってはいますが・・・