(また、日経系の雑誌の紹介になってしまいますが、個人的な備忘録も兼ねてますので、ご容赦を。。。)
日経情報ストラテジーの今月号(2008年4月号)の特集が「VOC経営」のようです。
この号の紹介記事が、こちら↓にありました。
会員制のサイトだと思いますので、アクセスできない方のために、少しだけ引用をさせていただき、内容紹介を。
「お客様の声にきちんと耳を傾けよう」――。今やあらゆる企業の様々な部署で当たり前のように使われるセリフだ。IT(情報技術)化が進んだ今の時代,その気になれば短期間で大量のVOC(ボイス・オブ・カスタマ=顧客の声)情報を比較的簡単に集めることはできる。だが,ビジネスの目的に合致した形で,VOCを経営にきちんと取り入れている企業がどれだけあるだろうか。
というのが問題提起。確かに、いまの時代は、マーケティング・リサーチによらずとも、様々な情報を簡単に収集することができます。(その中での、リサーチ会社の立ち位置は???、というのも気になりますが・・・)
「情報を、真に経営に取り入れていますか?」ということです。
この紹介記事で事例としてあげられているのが、日産。このblogでも何度か紹介している星野氏の事例ですね。
日経情報ストラテジー2008年4月号では,日産自動車の市場情報室の活躍ぶりをはじめ,「これぞ,究極の顧客志向だ」と思わずひざを打ちたくなるような事例を厳選した特集記事「究極のVOC経営」を掲載している。例えば,積水化学工業ハウジングカンパニーではもう2年以上,幹部50人が手分けして毎週,多数の既存顧客の家を訪問している。顧客の住宅に関する要望や不満を聞き出し,素早く経営に反映させ続けるためだ。日産や積水化学などの,こうした事例にすべて共通して言えることは,「顧客の声に真摯に耳を傾けるのは経営者の仕事だ」と経営者自身が熱い思いを持っていること。その先には,生涯顧客の獲得という狙いがある。
つまりは、「経営者の仕事」というのが結論になるようです。経営者がどれだけ理解しているか、は何もVOCに限らず、何でもそうだと思いますけど・・。この点は置いておいて。。。
(この提言通り、経営者がきちんとリサーチや情報というものの重要性に理解を示してくれることが重要だということはそのとおりだと思います。でも、それは無理と感じている人でも)、
他社の事例に興味がある方は、一読してみてはいかがでしょう?
情報とはなんぞ、情報を生かすとはなんぞ、という答えが少しは見つかるかもしれません。
PS.
『マインドリーダーへの道』さんのblogでも、同じ記事を取り上げていますので、あわせてご参考にしてください。
ついでにこちらの記事も、ぜひ!。