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2010年5月の twitter から

5月の twitter から。
※段落ちが、tweet された文章オリジナルです。
※tweet の中にある、http://~がサイトへのリンクになります。twitter をしていない方は見慣れないURLだと思いますが、短縮形でのURLになっています(twitterには140文字の制約があるため)。
※@~は、@以降のtweetを発した人のtwitterアドレスにリンクします。@から始まっていないものは、このblogの主宰者のtweetです。

◆リサーチ周辺情報

1)インテージ決算
インテージの決算が発表されています。

「インテージの前10年3月期連結業績は増収ながら減益(ヤフーファイナンス)」http://bit.ly/aqrHwd >増収減益といっても、売上0.5%増、経常2.8%減なのですが。オリジナルの決算短信はこちら(PDF)~http://bit.ly/bG13EI (2010/5/12)

インテージ決算説明会記事> インテージの代表取締役社長田下憲雄氏「今後の成長戦略と事業計画を語る」 http://bit.ly/9H6Z9G / 発表資料はこちらに(pdf)~http://bit.ly/cdnINk (2010/5/20)

発表会見のストリーミング映像も →こちら で公開されています(45分あります)。

詳細は、上記のリンクを参照いただければと思いますが、つぎの環境認識はリサーチ業界全体で共有する必要があると思います。

当社グループの事業環境においても、リサーチ業界、コンサルティング業界、IT 業界、広告業界等の企業がお互いを巻き込みながら、ビジネスモデルが収斂して行く状況が生じています。また、成長を続けてきたインターネットリサーチ分野も転換期を迎え、競合企業にもサービス変革の動きが見られます。(インテージ社「平成22年3月期決算短信」P11)

2)楽天リサーチカンファレンス
楽天リサーチのカンファレンスも行なわれています。ポイントは、SurveyML萩原さんのつぎのtweetで。

@surveyml 楽天リサーチの戦略まとめると (1)スマートフォン対応(モニターの利便性向上)、(2)クラウド推進(ユーザーによる集計オンライン化)、(3)行動データ統合(楽天購買データも使えるショッピングパネル) (2010/5/20)

1と2は他社もできる(すでに実施している)ものですが、3は楽天ならではの差別化ポイントになりそう。

3)リサーチのスマートフォン/iPad対応
そして、楽天リサーチの戦略1であるスマートフォン対応は、すでに事例も。

「国内初 スマートフォン端末/スレート端末 完全対応次世代モバイル・マーケティング・ツール「モバQA neo」 2010年7月リリース」(VRI) http://bit.ly/9kMrfj >「モバイル・マーケ・ツール」とありますけど、「モバイル・アンケート・ツール」ですので (2010/5/28)

こちらは、ビデオリサーチインタラクティブ社の「モバイルFlashアンケート(キャンペーン測定)作成/管理ASPサービス」。何かの広告調査で回答したことがあるのですが(バーコード経由でアクセス)、とても回答しやかった記憶があります。

他にも、こちら ↓ のようなリリースも。

コネクトテクノロジーズ、「iPad™」を利用した企業向けアンケートソリューションを開発(PDF:コネクトテクノロジー社ニュースリリース、2010/5/28)

まさにCAPIのiPAd版かと。
(2003年ごろ、当時わりと実用化なったタブレットPCでCAPI化を行なったことが思い出されます。当時とは、ハードもソフトも通信環境も、隔世の感。。。)

4)マイボイスコムによる「キキミミパネル」
慶応大学清水聰先生の「目利き・聞き耳・死神」研究をベースとし実用化したものが、マイボイスコム社よりリリースされています。

清水先生の「聞き耳・死神」研究の実用化。このリリースだけでも勉強になる(PDF)>「マイボイスコムと読売広告社、消費者行動研究の理論に基づい34,000人の「キキミミパネル 33-Voice(ミミ・ボイス)」のサービスを開始」 http://bit.ly/c7kSv3 (2010/6/1)

「目利き・聞き耳・死神」研究については、上記のリリースを見ても概要はわかると思いますが、さらにこちら ↓ のサイトを見ていただくとより理解が深まります。リサーチにおける「対象者」選定の重要さが、うかがいしれます。

「消費者行動とSPについて」(salespromotion.jp、2007/9/6)
→ 研究当初の清水先生(当時、明治学院大学)と守口先生(早稲田大学)の対談

アサヒビールの「目利き調査」(ブログ『マインドリーダーへの道』、2009/6/17)
→ @matsuoty さんのブログ。慶應MCC「夕学50講」での講演まとめ

◆おすすめサイト

1)「なるほど統計学園」(総務庁統計局)
4月のまとめで 『科学の道具箱』(科学技術振興機構) を紹介しましたが、今月は総務庁統計局から統計学習サイトリニューアルのリリースが。

「なるほど統計学園」開校!-統計学習サイトのリニューアル」(総務庁統計局) http://bit.ly/9RAVgp >統計学習のサイトが続々オープンしてますが、こちらで背景等がわかります。

「なるほど統計学園」http://bit.ly/d9fkFl >こちらは、児童・学生向けのサイト

「統計学習の指導のために」 http://bit.ly/b9Lrul >こちらは先生向け。「補助教材」は、リサーチャーの自己学習の教材にもなりそう。 (2010/5/17)

統計の学習がどんどん広がっていくのはいいことですね。
リサーチャーとしては「統計学習の指導のために」で書かれている内容は理解しておく必要がありそう。たとえば「1936年&1948年アメリカ大統領選における選挙予測」の事例は、リサーチの古典中の古典です(「なにそれ?」という方、→こちら のページで勉強を。。。)

リサーチ専門家でなくても、頻繁に世論調査が行なわれる今という時代においては、マスコミで報道される世論調査結果を読む前提として知っておかないといけない一般教養といえるでしょう。

2)『Research Methods Knowledge Base』
SurveyML萩原さんが紹介していたサイト。
英語のサイトなのですが、WEB版リサーチ事典といった趣で、とても勉強になります。ぜひ一度、もくじだけでものぞいてみてください。

これ、いいですね!、知りませんでした。@surveyml さん、ありがとうございます > ”Research Methods Knowledge Base” http://bit.ly/aKkwmi (2010/5/8)

3)『Excelで始めるデータ分析』(MARKETING METRICS Lab.)
MARKETING METRICS Lab.( @mmlab_jp )のサイトから。
分析とは、結果を見せるとはどういうことかを教えてくれます。ほんとにひと手間かけるだけで、データのわかりやすさや理解がまったく違ってきます。とても良い内容です。(第2回が待たれます・・・)

ひと手間かけるだけで、見えてくるものが。ぜひ RT @mmlab_jp: 初心者向けデータ分析講座「Excelで始めるデータ分析(第一回引き算とソート)」書きました。難しい話ではないけど、意外と盲点では? http://www.mm-lab.jp/news/92/ (2010/5/13)

4)「アクセス解析サミット2010」
こちらも萩原さんのtweetで知った内容。たしかに、興味深いセッション。

@surveyml ツイートまとめ http://ht.ly/1PxJU 、一部のセッションはUstream アーカイブも http://ht.ly/1PxV3 <RT @surveyml: アクセス解析サミット2010 は素晴らしい内容 #a2isummit

詳細を知りたい方は、上記のツイートまとめやUstアーカイブを追ってもいいですけど、まとめサイトがありますので、そちらを紹介しておきます。

アクセス解析サミット2010 (『stj064 UX_Memo』、2010/6/1)

5)Twitterマーケティング【まとめ記事】(Tech Wave)
「Twitterマーケティング」という言葉は好きではないのですが、こちらのまとめ記事は、わりと本質をついた内容になっていると思うので紹介。

ちょっと前の記事ですがメモ >Twitterマーケティング【まとめ記事】(Tech Wave)http://bit.ly/9hR8iL (2010/5/13)

どうも、ソーシャルメディアを旧来のマスメディアと同じような"Pushメディア"と理解をするような風潮を感じるときがあるのですが、本質はまったく違うと思います。こちらの記事を読むことで、ソーシャルメディアとは何かについて、少し理解することができそうです。

6)BtoB営業について考えるためのサイト
マーケティングリサーチの営業も、まさにBtoBの営業といえます。
では、BtoBの営業で考えておかなければならないことは何か。ありそうで、あまりなかった、このような視点からの整理をしてくれるサイトを2つ。ぜひ。

リサーチの営業?にもあてはまる RT @ushido: なるほど、訪問回数が多ければ良いというものでもないですよね。 RT @kayumi: 成功するB2B営業のための原点回帰 | http://bit.ly/a2aYhD

営業のはなし、こちらもあわせて RT @vermilion07: B to B営業担当者にとって欠かせないこと! http://tinyurl.com/3a8fc2m (2010/5/25)

大切なことなので、「基本」として整理されている部分を引用させていただきます。

(1)お客様は必要最低限のやり取りで済ませたいと思っており、必要以上の面会や連絡は逆効果になる。
(2)営業マンは取り扱う製品やサービスだけでなく、競合他社との訴求点の違いまで熟知している必要がある。
(3)お客様は製品やサービス(の仕様よりも)が自社のビジネスにどういう効果をもたらすかを知りたがっている。
(成功するB2B営業のための原点回帰『ThinkCreative』、2010/5/18)

7)コトラー『Marketing3.0』モデル
以前紹介したコトラーの『Matketing3.0』(洋書です!)。

Marketing 3.0: From Products to Customers to the Human Spirit Marketing 3.0: From Products to Customers to the Human Spirit
価格:¥ 2,362(税込)
発売日:2010-05-03

本書におけるキーモデルの紹介と、その解釈についてもtwitter上で議論が。最終的には、ここに落ち着いたかな?

@surveyml おお、これは決定版かもですね。Marketing 3.0 モデル http://ht.ly/1N6hx の理解が進みそう<RT @matsuoty: Mind=心で考えること、Heart=心で感じること、Spirit=心を揺らすこと。 (2010/5/20)

これからのマーケティング、ソーシャルマーケティングを理解する上で参考になります。

◆今月の一言

1)リサーチに関連する一言
いずれも至言だと思います。日々の業務を進める上で、心に留めておきたい一言です。
(ただし、よくキレるプロ仕様の刃物のような言葉も。字面だけをなぞることのないように。真の意味を理解しないと、怪我をする場合もありますので、注意してください!)

@DruckerBOT: 間違った問題への正しい答えほど始末におえないものはない。 (2010/5/21)

@matsuoty マーケティング調査(特にアンケート調査)の陥りやすい罠。手間も時間もかけずに、ちょっとお金をかければ、(要するに楽に)データ収集できるため、データ収集自体が目的化する点。本当に使えるデータを集めるために最適な方法は何かという検討はしばしばスルーされる。 (2010/5/27)

@NaohitoOkude 哲学とビジョンをもって、フィールドワークを行う。ここでもなにか「気付く」ことを焦る。すると凡庸なものになる。自分がフィールド経験で変わる。変わった自分が創造性にむかってジャンプする。ここを演出できるのがデザイン思考のファシリテーターである。 (2010/5/21)

@mrsugimoto: 状況の認識においては価値観を排し、何が起きているのかという事実に焦点を当てなければならない。状況認識に価値観を持ち込むと、都合のいいように事実をねじ曲げることになる。ただし、その後の行動においては価値観に基づく原則も重要。 (2010/5/20)

@kawango: …みんな自分の感覚に頼りすぎ&自分の感覚を共有できる人口の全体での割合を考えていない。ライトユーザはどう動くひとたちかをわかっていない。過去のユーザの行動のシミュレーションに現在の自分の知識感覚を適用している。 (2010/5/31)

2)広く人生、ビジネスについての一言
そして、リサーチに関係なく、心に留めておきたい一言。

そう。成功の対語は、失敗ではなく何もしないことだと思う。 RT @sohbunshu: 問題は「失敗」が必ず日常的に起きることだ。必要以上に責任を取らせると何もしなくなる。 (2010/5/19)

なるほど RT @hitsuka: 山本五十六氏の言葉には続きがあったのか>「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」 (2010/5/20)

2010/4月の twitter から

twitter を始めて2ヶ月半くらい経ちますが、多くの人がおっしゃるとおり、twitter  しているとそれでおしまいとなり、blog が滞りがちになりますね。。。(もともと更新頻度が少ない、というツッコミはなしで・・・)

しかし、twitter は一部の方(とくに、フリーランス系やIT関連の方が多いと感じています)へは届くものの、まだまだ一般的なツールでないなというのも感じています。
さらに、140文字の制限があるのでポイントのみを発信することになる、つまり背景や文脈的なものがオミットされてしまうということや、TL(タイムライン)が流れていくのでストックとしては不向き、といった特徴もあることがわかってきました。

そこで、ひと月に1回のペースで、twitter の内容から注目すべきものを抽出して、こちらのblogでも整理していこうと思います。(twitter まとめ第1回目の今回は、2010年4月の内容を中心にしますが、初回なのでその前のものも含めて)

◆リサーチ周辺情報

まずは、リサーチ周辺の情報から。

1)RFIDによる顧客導線研究
このblog でも何度かRFIDについては紹介していますが、やはりRFIDを使った顧客導線研究はなされていました。その紹介記事。

やはりありました、RFIDを用いた顧客導線研究> 「新しいデータ生成が生み出すサービス・イノベーション」(日経ITPro) http://tinyurl.com/yb6yn2r (2010/3/31)

2)PPMという新たな視聴実態調査手法
ラジオの聴取率調査は日記形式が多いと思いますが、こちらはITを活用した新たな調査手法=PPM(Portable People Meter)の紹介。この方式を応用するとラジオに限らず、ネット等の様々なコンテンツの視聴実態を把握可能とか。

新たな方式での視聴実態調査、ただしアメリカでの話 RT @JBpress: ラジオ・リスナー数調査もモバイルの時代! => http://bit.ly/9pFZLX (2010/4/2)

3)ユーザビリティ、HCDに関連した2つの記事
ノーマンの言及は"つり"だろうということも言われていますが、ユーザビリティやHCDについて考えるきっかけにも。またエスノグラフィに興味ある方は、GTAについても理解するといいかも(そのまま使えるかどうかは別にして、ですが・・)

少し古い記事&すでにtweetされているようですけど、(きづかなかったので、あらためて)メモ。。。>Web担当者Forum | ノーマンの間違い – 創造的ユーザビリティと標準的ユーザビリティ/HCD-Net通信 #19 http://bit.ly/9BA4Ud

ついでに、こちらもメモ。でもGTAって結構難しいと思う・・・>Web担当者Forum | 人間中心設計のためのインタビューで得たデータの分析法 – GTAとSCAT/HCD-Net通信 #18 http://bit.ly/c13IJw (2010/4/5)

4)大日本印刷のニューロマーケティング支援サービス
ニューロマーケテティングについても、ふつうに話題になるようになりましたが、大日本印刷が低価格でニューロマーケティングの支援サービスを提供開始したというニュース。

かなり安いけど、どこまでできる?、何がわかる?・・・>「脳科学を活用したマーケティング支援サービスを開始」(DNPニュースリリース2010.4.9)http://bit.ly/cLzONX 
(2010/4/12)

ただしニューロサイエンスについては、同時に注意を喚起する意見も出ています。

同意です&これは「測定装置」だと思っています。解釈はまったく別物  
RT @auraebisu : 脳科学は精度が低い(部位の特定とニューロン発火の頻度)ことと認知・認識のプロセスの未解明(ソーシャルブレインズ)で、まだ役立たない。と愚考

装置自体への厳しい意見も>QT @NaotakaFujii: こんなチャチな実験装置で一体何が分かるのか教えて欲しい。一体顧客にどんな説明するんだろう。こういうインチキ臭い商売には、正直に嘘つきって言った方が・・

5)IDEOの行動観察事例
IDEOも、このblogで何度か紹介していますが。。。

IDEOの行動観察事例 RT @hiroyuki_ni: 地下鉄「自動販売機の売り上げを増やしたい」 コンサル「自販機の上に時計を置きましょう!」 結果は大正解。> http://u.nu/76sp8 (2010/4/26)

6)エスノグラフィについての解説文
エスノグラフィの第一人者である田村大氏のエスノグラフィ解説。エスノグラフィの原義から説いているのが良いかと。(プラス、『東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた』(早川書房)の紹介と)

エスノグラフィーの原義も理解しておきたいです> RT @tamdai99: 話は変わるが、エスノグラフィに関する短い解説文を書きました。お手すきの折にでも:http://bit.ly/anQ0jd (2010/4/26)

期待!(思いのほか安いですね・・・) RT @tamdai99: 東大i.schoolの本が出ます。http://bit.ly/dv4s7l まだ校正終わってないんですがw (2010/4/26)

7)JDパワー社がソーシャルメディアのリスニングツールを提供開始
こちらは、Survey MLさんのtweet から。旧来のサーベイばかりでなく、ソーシャルメディアからの情報収集は、今後増えてくるんでしょうね。。。

surveyml 顧客満足度調査で有名なJDパワーもソーシャルメディアのリスニングツールを提供開始、調査票を使わない調査ほんと増えてきた、まずはクルマ>‘Automotive Intelligence Monitor’ http://ow.ly/1z51B (2010/4/16)

◆おすすめサイト

つづいておすすめのサイトを。

1)『科学の道具箱』(科学技術振興機構)

『科学の道具箱』(科学技術振興機構)~このサイト、いつからあったんだろう? http://bit.ly/ca3ofk /JMRAクレジットで近藤さんのコンテンツも~「MRの必要性と社会での役割」 http://bit.ly/bYrrqk (2010/3/28)

これ、結構おもしろいサイトです。サイトの目的は、

本教材は、生徒自らが科学・理科的なデータや身近なデータに実際に触れ、新しい知識を獲得したり、更に疑問を深めたりするプロセスを繰り返し、自然現象や日常生活の諸活動を統計的に捉え考える「統計的能力」を育成する事に主眼を置いた、複合型のデジタル教材です。

ということのようです。そういえば、学習指導要領の改訂で統計教育の充実が図られていると言う話を聞いたような気がしますが、その一貫なのでしょうか。

そもそもの目的は上記のようなものだとしても、リサーチに関わる方は必見だと思います。統計用語の理解にも役立ちますし。ぜひ一度アクセスして、いろいろと触ってみてください。
(お子さんがいる方は、お子さんと一緒にみると、なおよい、かも)

2)Marketing Research Watch

こんな内容のサイト、待ってました!更新たいへんでしょうけど、ぜひぜひ継続を。(サイドのおすすめ本も、御意!) RT @shig_ono: Marketing Research Watch
(サイトはこちら→ http://elsur.jpn.org/mr_watch/ )

twitter を通じて知り合いになったリサーチャー(といっていいのかな?、アナリストのほうが適切?)の方が始めたサイト。

誰かがJ. Marketing ResearchとかJ. Consumer Researchとか,消費者行動論系の最新論文を紹介するブログを書いてくれていないかなあ,と時々思っていたのだが,探してもなかなか見あたらない。先日ふと,そんならいっそ自分でちびちび読んでみようかしらん。。。と思ったのがきっかけである。

ということですが、これは貴重な情報です。
最新論文を日本語で読める&関心のあるテーマの論文の所在がわかる&論文の読み方がわかる、などなど一粒で何度もおいしい!、というサイトです。
(しかも、きちんと毎週更新されているのがすごいと思う、個人的には・・・)

3)リクルートの50周年記念サイト
マーケターに必要な教養のひとつに、これまでの時代変遷への理解があると思っています。その手助けとなってくれるサイトがこちら。単に、興味と関心で見るだけでも面白いとおもうんですけど。。(期間限定かもしれないので、お早めに)

1960年以降50年間の時代状況がわかる!>「リクルート50周年記念サイト」http://bit.ly/9CuEZz (2010/4/15)

◆おすすめデータ

確認しておきたい公表データ。

1)「消費者の購買に関するニーズの動向調査」
まずは、経産省実施のこちらの調査から。ただし、定量調査はWEBなので、この点は読み取りに注意を。

あとで熟読。消費者WEB定量3000s+消費者GI6G+企業250社電話による調査> 「消費者の購買に関するニーズの動向調査」の結果発表について~リーマンショック以降の日本の消費者の実像~(経産省) http://bit.ly/9ICVax 
(2010/4/22)

2)「平成21年 通信利用動向調査」
時系列でWEB関連の利用動向がわかる調査。気になったのは、tweet しているように、インターネット利用目的。。。

PCからのインターネット利用目的(MA)→「アンケート」12%、「懸賞応募」12%、「SNS参加」5% > 【MarkeZine】60代のインターネット利用率が急伸、PCより携帯を活用 【平成21年 通信利用動向調査】 http://bit.ly/bs3Jg8 (2010/4/28)

◆おまけ

「おまけ」とはいっても、かなり大切なことだったりするのですが。他の方のtweet で共感したものを拾い集めると、リサーチャー、あるいは社会人として意識して欲しい心構え集になりました。

GIGOも測定論(信頼性と妥当性)も、とても重要な言葉ですよね。とくに、データが溢れる今のような時代は RT @Experidge: GIGOはリサーチャーが肝に銘ずる言葉ですね。私の本でも述べましたが、調査における「測定論」(信頼性と妥当性)の重要性がわかります。 (2010/4/7)

確かに。参考までに教えてもらえれば。誰(どんな人)が、どんな内容の教育を? QT @m_echigoya: 事業部の社員がああして調査の設計や分析を教育されていけば、今の調査会社、リサーチャーの出る幕は、データコレクト、つまり実査とごく初期の集計しかなくなる。 (2010/4/19)

Thanks! QT @m_echigoya:「分析とは3種類。比較、構成、変化のどれか」「チャートは縦と横の広がりに意味があって成立する」「1チャート、1メッセージ」「常にIssue-drivenであれ」「構造を意識せよ」「So Waht?にならないようHowに踏む込め」 (2010/4/19)

「人間の解釈が伴わなければ、ただの”数字”でしかありません」→同意です、ベーシックな指標をきっちり使う大切さ>RT @mmlab_jp: コラムアップしました。決して新しい話ではないですが、前からちょっと気になっていたことです http://bit.ly/cbsXkC (2010/4/22)

御意!>「つまり調査設計に、人的コストを注入するべきだ」>「ネットリサーチと牛丼」(山本直人さんのblog) http://bit.ly/c9QLHM (via @yasu_wtnb) (2010/4/23)

大賛成&大きな課題 RT @surveyml: 論理性や実現性などの評価項目があるが、差がつくのはクライアント課題に対する理解に尽きる気がする<RT @surveyml: 研修委員が発注企業役となって、5グループに別れた参加者が練り上げた調査企画・提案のプレゼンを審査 (2010/4/28)

そしてクライアント課題を理解するための肝がこちらだと思う> RT @tomizawa: リサーチャーは街へ出ろ | http://bit.ly/an83NP (2010/4/28)

です! RT @matsuoty: 「理論」は、知っているだけでなく、使いこなせるようになって初めてマスターしたと言える。「理論は使えない」と切り捨てるのは自分の無知を露呈しているだけ。理論をマスターしている人は、理論の限界も当然わかっているから、単に使えないとは言わない。 (2010/4/28)

マナー、作法を知識に置き換えても一緒ですね RT @yujoywow: マナー研修心得。「こころ」の部分をすっ飛ばしてHOW TOで知ろうとしても無理。気持ち(そうする理由)が伴なわなかったら、いくらマナーを覚えても無駄。上っ面の作法は相手に見透かされちゃうからね。 (2010/4/28)

まさしく! RT @madarame: 営業が提案を作る際に、「要件が曖昧過ぎて、何がしたいのか分かんねーよ!」と愚痴を言うということは、「私は要件を全くヒアリングできていません。」と広言しているようなものだ。   (2010/4/28)

そして、ぜひ読んでみてほしいサイトがもうひとつ。
急逝した読売巨人軍木村拓也選手の講演録です。「これは自分の仕事ではない」などと言う前に「いまやらなければならないこと」をやること、その大切さを気づかせてくれます。

【訃報】くも膜下出血のために入院していた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが7日、ご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。 http://bit.ly/cSexKH ←のページは、木村コーチが新人選手に向けて語った講義です。(via. @j_the_journal
(2010/4/7)

<2010年4月twitter まとめ、ここまで>

ふぅ~。結構な量になってしまいましたね^^;
これらの情報源のひとつが twitter であり、同時にこれらの情報が流れていってしまうのもtwitter。

けれどtwitter の大きなメリットは、「いま、その時」の気持ちが現れることと、その共有に大きな意味があるような気がしているので、TL(タイムライン)が流れてしまうのは、大きな問題ではないようにも思います。必要なら、こうやってストックすればいいんだし。
また、すでに twitter の内容を分析するツールもいろいろ出ていますから、それらを使えばよいわけで(こちら ↓ を参照。これもtwitter からの情報でした^^; )。

SuiJackDo [B!] 企業がTwitter分析を行う際に使えるツールと分析手法を @ryuka01 さんがわかりやすく説明。海外でもここまで詳細な記事はないような。 http://bit.ly/bnPsBu 無料で始める、企業向けTwitter分析術 – リアルアクセス解析 (2010/4/20)

ただし、ストックを分析するのも必要だとは思いますけど、「いま、その時」を大切にすることがもっと必要なのかもしれません。(けれど、そのためにすごい労力を取られるのも、否めない事実です・・・)

そういえば、宣伝会議の最新号(2010/5/1号)の特集が「ソーシャルメディアコミュニケーション」です。いま時点のまとめとして、一読の価値はあると思いますので、こちらもぜひ。
→ http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/sendenkaigi/index_100501.html