日別アーカイブ: 2010年5月6日

2010/4月の twitter から

twitter を始めて2ヶ月半くらい経ちますが、多くの人がおっしゃるとおり、twitter  しているとそれでおしまいとなり、blog が滞りがちになりますね。。。(もともと更新頻度が少ない、というツッコミはなしで・・・)

しかし、twitter は一部の方(とくに、フリーランス系やIT関連の方が多いと感じています)へは届くものの、まだまだ一般的なツールでないなというのも感じています。
さらに、140文字の制限があるのでポイントのみを発信することになる、つまり背景や文脈的なものがオミットされてしまうということや、TL(タイムライン)が流れていくのでストックとしては不向き、といった特徴もあることがわかってきました。

そこで、ひと月に1回のペースで、twitter の内容から注目すべきものを抽出して、こちらのblogでも整理していこうと思います。(twitter まとめ第1回目の今回は、2010年4月の内容を中心にしますが、初回なのでその前のものも含めて)

◆リサーチ周辺情報

まずは、リサーチ周辺の情報から。

1)RFIDによる顧客導線研究
このblog でも何度かRFIDについては紹介していますが、やはりRFIDを使った顧客導線研究はなされていました。その紹介記事。

やはりありました、RFIDを用いた顧客導線研究> 「新しいデータ生成が生み出すサービス・イノベーション」(日経ITPro) http://tinyurl.com/yb6yn2r (2010/3/31)

2)PPMという新たな視聴実態調査手法
ラジオの聴取率調査は日記形式が多いと思いますが、こちらはITを活用した新たな調査手法=PPM(Portable People Meter)の紹介。この方式を応用するとラジオに限らず、ネット等の様々なコンテンツの視聴実態を把握可能とか。

新たな方式での視聴実態調査、ただしアメリカでの話 RT @JBpress: ラジオ・リスナー数調査もモバイルの時代! => http://bit.ly/9pFZLX (2010/4/2)

3)ユーザビリティ、HCDに関連した2つの記事
ノーマンの言及は"つり"だろうということも言われていますが、ユーザビリティやHCDについて考えるきっかけにも。またエスノグラフィに興味ある方は、GTAについても理解するといいかも(そのまま使えるかどうかは別にして、ですが・・)

少し古い記事&すでにtweetされているようですけど、(きづかなかったので、あらためて)メモ。。。>Web担当者Forum | ノーマンの間違い – 創造的ユーザビリティと標準的ユーザビリティ/HCD-Net通信 #19 http://bit.ly/9BA4Ud

ついでに、こちらもメモ。でもGTAって結構難しいと思う・・・>Web担当者Forum | 人間中心設計のためのインタビューで得たデータの分析法 – GTAとSCAT/HCD-Net通信 #18 http://bit.ly/c13IJw (2010/4/5)

4)大日本印刷のニューロマーケティング支援サービス
ニューロマーケテティングについても、ふつうに話題になるようになりましたが、大日本印刷が低価格でニューロマーケティングの支援サービスを提供開始したというニュース。

かなり安いけど、どこまでできる?、何がわかる?・・・>「脳科学を活用したマーケティング支援サービスを開始」(DNPニュースリリース2010.4.9)http://bit.ly/cLzONX 
(2010/4/12)

ただしニューロサイエンスについては、同時に注意を喚起する意見も出ています。

同意です&これは「測定装置」だと思っています。解釈はまったく別物  
RT @auraebisu : 脳科学は精度が低い(部位の特定とニューロン発火の頻度)ことと認知・認識のプロセスの未解明(ソーシャルブレインズ)で、まだ役立たない。と愚考

装置自体への厳しい意見も>QT @NaotakaFujii: こんなチャチな実験装置で一体何が分かるのか教えて欲しい。一体顧客にどんな説明するんだろう。こういうインチキ臭い商売には、正直に嘘つきって言った方が・・

5)IDEOの行動観察事例
IDEOも、このblogで何度か紹介していますが。。。

IDEOの行動観察事例 RT @hiroyuki_ni: 地下鉄「自動販売機の売り上げを増やしたい」 コンサル「自販機の上に時計を置きましょう!」 結果は大正解。> http://u.nu/76sp8 (2010/4/26)

6)エスノグラフィについての解説文
エスノグラフィの第一人者である田村大氏のエスノグラフィ解説。エスノグラフィの原義から説いているのが良いかと。(プラス、『東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた』(早川書房)の紹介と)

エスノグラフィーの原義も理解しておきたいです> RT @tamdai99: 話は変わるが、エスノグラフィに関する短い解説文を書きました。お手すきの折にでも:http://bit.ly/anQ0jd (2010/4/26)

期待!(思いのほか安いですね・・・) RT @tamdai99: 東大i.schoolの本が出ます。http://bit.ly/dv4s7l まだ校正終わってないんですがw (2010/4/26)

7)JDパワー社がソーシャルメディアのリスニングツールを提供開始
こちらは、Survey MLさんのtweet から。旧来のサーベイばかりでなく、ソーシャルメディアからの情報収集は、今後増えてくるんでしょうね。。。

surveyml 顧客満足度調査で有名なJDパワーもソーシャルメディアのリスニングツールを提供開始、調査票を使わない調査ほんと増えてきた、まずはクルマ>‘Automotive Intelligence Monitor’ http://ow.ly/1z51B (2010/4/16)

◆おすすめサイト

つづいておすすめのサイトを。

1)『科学の道具箱』(科学技術振興機構)

『科学の道具箱』(科学技術振興機構)~このサイト、いつからあったんだろう? http://bit.ly/ca3ofk /JMRAクレジットで近藤さんのコンテンツも~「MRの必要性と社会での役割」 http://bit.ly/bYrrqk (2010/3/28)

これ、結構おもしろいサイトです。サイトの目的は、

本教材は、生徒自らが科学・理科的なデータや身近なデータに実際に触れ、新しい知識を獲得したり、更に疑問を深めたりするプロセスを繰り返し、自然現象や日常生活の諸活動を統計的に捉え考える「統計的能力」を育成する事に主眼を置いた、複合型のデジタル教材です。

ということのようです。そういえば、学習指導要領の改訂で統計教育の充実が図られていると言う話を聞いたような気がしますが、その一貫なのでしょうか。

そもそもの目的は上記のようなものだとしても、リサーチに関わる方は必見だと思います。統計用語の理解にも役立ちますし。ぜひ一度アクセスして、いろいろと触ってみてください。
(お子さんがいる方は、お子さんと一緒にみると、なおよい、かも)

2)Marketing Research Watch

こんな内容のサイト、待ってました!更新たいへんでしょうけど、ぜひぜひ継続を。(サイドのおすすめ本も、御意!) RT @shig_ono: Marketing Research Watch
(サイトはこちら→ http://elsur.jpn.org/mr_watch/ )

twitter を通じて知り合いになったリサーチャー(といっていいのかな?、アナリストのほうが適切?)の方が始めたサイト。

誰かがJ. Marketing ResearchとかJ. Consumer Researchとか,消費者行動論系の最新論文を紹介するブログを書いてくれていないかなあ,と時々思っていたのだが,探してもなかなか見あたらない。先日ふと,そんならいっそ自分でちびちび読んでみようかしらん。。。と思ったのがきっかけである。

ということですが、これは貴重な情報です。
最新論文を日本語で読める&関心のあるテーマの論文の所在がわかる&論文の読み方がわかる、などなど一粒で何度もおいしい!、というサイトです。
(しかも、きちんと毎週更新されているのがすごいと思う、個人的には・・・)

3)リクルートの50周年記念サイト
マーケターに必要な教養のひとつに、これまでの時代変遷への理解があると思っています。その手助けとなってくれるサイトがこちら。単に、興味と関心で見るだけでも面白いとおもうんですけど。。(期間限定かもしれないので、お早めに)

1960年以降50年間の時代状況がわかる!>「リクルート50周年記念サイト」http://bit.ly/9CuEZz (2010/4/15)

◆おすすめデータ

確認しておきたい公表データ。

1)「消費者の購買に関するニーズの動向調査」
まずは、経産省実施のこちらの調査から。ただし、定量調査はWEBなので、この点は読み取りに注意を。

あとで熟読。消費者WEB定量3000s+消費者GI6G+企業250社電話による調査> 「消費者の購買に関するニーズの動向調査」の結果発表について~リーマンショック以降の日本の消費者の実像~(経産省) http://bit.ly/9ICVax 
(2010/4/22)

2)「平成21年 通信利用動向調査」
時系列でWEB関連の利用動向がわかる調査。気になったのは、tweet しているように、インターネット利用目的。。。

PCからのインターネット利用目的(MA)→「アンケート」12%、「懸賞応募」12%、「SNS参加」5% > 【MarkeZine】60代のインターネット利用率が急伸、PCより携帯を活用 【平成21年 通信利用動向調査】 http://bit.ly/bs3Jg8 (2010/4/28)

◆おまけ

「おまけ」とはいっても、かなり大切なことだったりするのですが。他の方のtweet で共感したものを拾い集めると、リサーチャー、あるいは社会人として意識して欲しい心構え集になりました。

GIGOも測定論(信頼性と妥当性)も、とても重要な言葉ですよね。とくに、データが溢れる今のような時代は RT @Experidge: GIGOはリサーチャーが肝に銘ずる言葉ですね。私の本でも述べましたが、調査における「測定論」(信頼性と妥当性)の重要性がわかります。 (2010/4/7)

確かに。参考までに教えてもらえれば。誰(どんな人)が、どんな内容の教育を? QT @m_echigoya: 事業部の社員がああして調査の設計や分析を教育されていけば、今の調査会社、リサーチャーの出る幕は、データコレクト、つまり実査とごく初期の集計しかなくなる。 (2010/4/19)

Thanks! QT @m_echigoya:「分析とは3種類。比較、構成、変化のどれか」「チャートは縦と横の広がりに意味があって成立する」「1チャート、1メッセージ」「常にIssue-drivenであれ」「構造を意識せよ」「So Waht?にならないようHowに踏む込め」 (2010/4/19)

「人間の解釈が伴わなければ、ただの”数字”でしかありません」→同意です、ベーシックな指標をきっちり使う大切さ>RT @mmlab_jp: コラムアップしました。決して新しい話ではないですが、前からちょっと気になっていたことです http://bit.ly/cbsXkC (2010/4/22)

御意!>「つまり調査設計に、人的コストを注入するべきだ」>「ネットリサーチと牛丼」(山本直人さんのblog) http://bit.ly/c9QLHM (via @yasu_wtnb) (2010/4/23)

大賛成&大きな課題 RT @surveyml: 論理性や実現性などの評価項目があるが、差がつくのはクライアント課題に対する理解に尽きる気がする<RT @surveyml: 研修委員が発注企業役となって、5グループに別れた参加者が練り上げた調査企画・提案のプレゼンを審査 (2010/4/28)

そしてクライアント課題を理解するための肝がこちらだと思う> RT @tomizawa: リサーチャーは街へ出ろ | http://bit.ly/an83NP (2010/4/28)

です! RT @matsuoty: 「理論」は、知っているだけでなく、使いこなせるようになって初めてマスターしたと言える。「理論は使えない」と切り捨てるのは自分の無知を露呈しているだけ。理論をマスターしている人は、理論の限界も当然わかっているから、単に使えないとは言わない。 (2010/4/28)

マナー、作法を知識に置き換えても一緒ですね RT @yujoywow: マナー研修心得。「こころ」の部分をすっ飛ばしてHOW TOで知ろうとしても無理。気持ち(そうする理由)が伴なわなかったら、いくらマナーを覚えても無駄。上っ面の作法は相手に見透かされちゃうからね。 (2010/4/28)

まさしく! RT @madarame: 営業が提案を作る際に、「要件が曖昧過ぎて、何がしたいのか分かんねーよ!」と愚痴を言うということは、「私は要件を全くヒアリングできていません。」と広言しているようなものだ。   (2010/4/28)

そして、ぜひ読んでみてほしいサイトがもうひとつ。
急逝した読売巨人軍木村拓也選手の講演録です。「これは自分の仕事ではない」などと言う前に「いまやらなければならないこと」をやること、その大切さを気づかせてくれます。

【訃報】くも膜下出血のために入院していた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチが7日、ご逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。 http://bit.ly/cSexKH ←のページは、木村コーチが新人選手に向けて語った講義です。(via. @j_the_journal
(2010/4/7)

<2010年4月twitter まとめ、ここまで>

ふぅ~。結構な量になってしまいましたね^^;
これらの情報源のひとつが twitter であり、同時にこれらの情報が流れていってしまうのもtwitter。

けれどtwitter の大きなメリットは、「いま、その時」の気持ちが現れることと、その共有に大きな意味があるような気がしているので、TL(タイムライン)が流れてしまうのは、大きな問題ではないようにも思います。必要なら、こうやってストックすればいいんだし。
また、すでに twitter の内容を分析するツールもいろいろ出ていますから、それらを使えばよいわけで(こちら ↓ を参照。これもtwitter からの情報でした^^; )。

SuiJackDo [B!] 企業がTwitter分析を行う際に使えるツールと分析手法を @ryuka01 さんがわかりやすく説明。海外でもここまで詳細な記事はないような。 http://bit.ly/bnPsBu 無料で始める、企業向けTwitter分析術 – リアルアクセス解析 (2010/4/20)

ただし、ストックを分析するのも必要だとは思いますけど、「いま、その時」を大切にすることがもっと必要なのかもしれません。(けれど、そのためにすごい労力を取られるのも、否めない事実です・・・)

そういえば、宣伝会議の最新号(2010/5/1号)の特集が「ソーシャルメディアコミュニケーション」です。いま時点のまとめとして、一読の価値はあると思いますので、こちらもぜひ。
→ http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/sendenkaigi/index_100501.html